ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.3.27 14:39

報道ステーションの古館VS古賀の口喧嘩について


今日の報道ステーションは異様な事態になっていた。

ニュースのコメントを求められたのに、古賀茂明が突然、

自分が降板される理由を言い始めたのだ。

テレビ朝日の会長と、古館の会社の会長が話し合って、

降板を決めた、それは安倍首相の官邸からの圧力が

あったからだと。

 

すると古館は、それは違うと否定して、古賀とニュース

そっちのけで口げんかを始めた。

唖然とする放送事故だ。

 

古賀は最後に「テレビ朝日が作ってくれないだろうから

自分で作ってきた」と言って、「I am not ABE」と大書

されたペーパーを持ち出したり、

ガンジーの言葉を引用して、世界を変えようとしなければ

自分が変わってしまうなどと、古館に対する皮肉みたいな

ことを言っていた。

 

これを見て思ったのは、古賀茂明という人物は、相当に

被害者意識が強いなということだ。

実際、報道ステーションは、原発問題でも、辺野古基地の

問題でも、かなり痛烈に政権に都合の悪い特集をやっている。

古館が政権の圧力を恐れて、日和っているようには見えない。

安倍晋三が報道ステーションにだけは出演しないのは、

古館を恐れているからだ。

 

古賀茂明は被害者意識が強くて、陰謀論に嵌りすぎる人間だ。

降板になったのは単に番組改編期だからだろう。

そもそもニュース番組のコメンテーターなんて、そんなに

執着すべきものか?バカバカしい。

左翼が古賀を持ち上げているから、奇妙なエリート意識が

芽生えてしまったのだろう。

 

今日はニュースの内容が全然、頭に入って来なかった。

古賀茂明なんか二度と出すなよ。

実に不愉快だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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